イタスポールはカビの一種である真菌の増殖を抑えるアゾール系抗真菌薬です。
イタスポールはインドに本社を置く製薬会社インタスより製造販売が行われているイトリゾールのジェネリック医薬品です。
イタスポールは主成分であるイトラコナゾールの効果により真菌の成長や増殖を抑制し真菌感染症(水虫、カンジダ、アスペルギルスなど)を治療薬として用いられます。その他に消化管や肺、膀胱などの身体の内部で真菌が増殖する内臓真菌症などの治療効果もあります。
イタスポールは飲むタイプの治療薬であり、爪水虫や呼吸器真菌症等の身体の内側で起こる症状に対して塗り薬では治療が困難な患部へもしっかりと有効成分を運び治療を行います。
具体的な服用方法として、内臓真菌症の場合には1日あたり100~200mgを服用、爪水虫の場合には1日あたり400mgを2回に分けて服用します。
イタスポールの副作用について、他の治療薬に比べ比較的少ないといわれていますが、下痢や眩暈、吐き気、食欲不振、発熱などの症状が報告されています。
また、アルコールや他の薬との相互作用を引き起こしやすいという性質があるため、薬の飲み合わせを行う場合には注意が必要です。
イタスポールの服用について不安のある方や他の薬との併用を行う必要がある方は服用前に必ず専門の医師や薬剤師に相談しましょう。