ここでは、「水虫」と「ニゾラールクリームの効能」について説明していきます。
まず水虫についてですが、水虫は真菌の一種です。真菌とはカビのことで、これは健康な皮膚や粘膜にも存在しています。
つまり、誰でも真菌をもっているということです。そして、この真菌は体調を崩した時などに繁殖します。
ニゾラールは真菌というカビの一種を殺菌する塗り薬です。
真菌から引き起こされる症状にはいくつか種類があります。
有名なのが白癬菌です。足白癬いわゆる水虫や股部白癬や体部白癬などを引き起こします。
カンジダはカンジダ症に、アスペルギルスはアスペルギルス症、癜風菌（マラセチア菌）は脂漏性皮膚炎を引き起こしてしまいます。
カンジダ症の場合は、これは水虫よりも短くなるのが一般的で、約一ヶ月間の治療ということになります。
ただ状況によっては二次感染が発生している恐れもあり、そうした二次感染が確認された場合にはニゾラールと併用して抗真菌薬の内服を行っていくことになるでしょう。
この場合も事前に設定された期間よりも早い段階で使用を停止すると再発のリスクがあり、またカンジダ真菌が薬物耐性を持ってしまうこともあります。
薬物耐性を持ってしまうと別の抗真菌薬に切り替えて再度治療を行っていく必要が出てきてしまいますから、やはり事前に設定された期間があるのであれば、
その期間は必ず継続して使用するようにしてください。
ニゾラールはイミダゾール系の抗真菌薬で、この系統の抗菌薬は効き目がとても良いのが特徴です。
副作用も少ないことから皮膚真菌症の治療に使われます。
しかし、副作用が少ないと言ってもゼロとは言えません。
まれにニゾラールを塗ることにより副作用が起きてしまうことがあります。
副作用としてはしみたりヒリヒリしたりする刺激感や接触性皮膚炎です。
接触性皮膚炎とは、原因物質が皮膚に触れることで発赤や紅斑、かゆみ、かぶれが引き起こされる事です。
接触性皮膚炎は「刺激性皮膚炎（一時刺激性皮膚炎）」と「アレルギー皮膚炎」杜に分けることができます。
「刺激性皮膚炎」は原因物質に触れることで湿疹を起こし、原因物質自体が持つ刺激や毒性によって引き起こされるので、アレルギー関係なく誰にでも起こり得ます。
その点「アレルギー皮膚炎」は原因物質であるアレルゲンに繰り返し触れることで起こります。
ニゾラールを使用することで刺激に弱い肌などはこの接触性皮膚炎が引き起こされる場合があります。
ニゾラールには塗り薬と液体タイプとスプレータイプがあり、液体タイプは刺激が強いので注意が必要です。
ニゾラールを使用して少しでも違和感や異変が肌に出始めたら速やかに薬の使用を中止して医師に診てもらう必要があります。
水虫になると痒みが強くなって辛いものです。そういう時に役に立つのがニゾラールクリームです。
クリームやローションなどさまざまな形で使用されているのですが、ではニゾラールを治療に利用する場合の試用期間はどれくらいなのかというと、これは症状に応じて変わってきます。
まず水虫の治療に使用される場合、症状の重さにもよって変わりますが3～6ヶ月ほどは使用を継続する必要があるとされます。
ニゾラールの効果としては早い段階で真菌の殺菌が期待できますが、水虫の場合は皮膚表面に出てきている菌の他、まだ成長していないような菌が潜伏していることがあります。
そのため一見して症状が緩和されたように見えても治療を中止した段階で再発するということがありますから、そうした潜伏している真菌に対しても効果があるとされる3～6ヶ月という長い期間が設けられているのです。
途中で使用を中止すると水虫の完治に至らないことがありますから、事前に設定された期間よりも早い段階での中断はしないようにしましょう。
また、先ほど少し触れた脂漏性皮膚炎の場合は一週間から二週間程度で症状の緩和が達成できることも多いとされています。
ニゾラールクリーム通販はこちら→
ニゾラールクリーム
