水虫の治療薬 気になる成分
水虫の治療薬と言っても様々な種類の治療薬が販売されています。何がどう良いのか、知識がなければ選びようにもわからないものです。
水虫の治療薬の選び方に欠かせない成分と効果をご紹介します。
水虫治療薬の成分
テルビナフィン塩酸塩
ノバルティスが開発したアリルアミン系抗真菌薬。2004年に医療用医薬品から一般医薬品にスイッチ(スイッチOTC)。
ノバルティスのラミシール、ロート製薬のエクシブ、大正製薬のダマリンなどがこの成分を使用している。
ブテナフィン塩酸塩
ベンジルアミン系抗真菌薬。テルビナフィンに比べると、皮膚への浸透力が良く、皮膚滞留時間が長いと言われる。
武田薬品のスコルバがこの成分を使用している。
ラノコナゾール
スイッチOTC医薬品としては最も新しいタイプの抗真菌薬。市販薬で白癬菌を殺菌する能力が最も強い。
興和のフットガンコーワ、第一三共のピロエースなどがこの成分を使用している。
ミコナゾール
ヤンセンファーマによって開発されたアゾール系抗真菌薬。真菌によるフケ防止シャンプーなどに使用されるほか、
真菌症用経口内服薬として使用される。
オキシコナゾール
アゾール系抗真菌薬の一種。小林製薬のタムチンキがこの成分を使用している。
水虫治療薬のその他の効果
かゆみ止め
水虫のムズムズしたかゆみを鎮める成分です。クロタミトンなど
炎症を抑えるもの
水虫による皮膚の炎症や赤みを抑えてくれる成分です。グリチルリチン酸など
痛み止め
水虫による痛みを抑えてくれる成分です。リドカインなどの麻酔成分が使用されます。
消毒・殺菌
患部を殺菌消毒し、二次感染などを防止する成分です。アルコールやフェノールなど
角質軟化作用のあるもの
硬く、分厚くなった角質を柔らかくし、薬効成分の浸透をしやすくします。尿素などがよく使われます。
清涼感を出すもの
患部に清涼感を与え、かゆみなどを一時的に鎮める成分です。
メントールなどが使われます。